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旅とマイルとコーヒーと

2016年はANAマイルを14万をノーコストで貯めました。JAL JGCを保有しており、2017年はANA SFC修行を行います。 マイルの効率的な貯め方や、国内・海外問わず旅行情報・航空会社上級会員に関する発信をしていきます。

燃油サーチャージ復活…算出方法を改めて確認する

旅行情報 飛行機情報

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(最終更新日:平成29年2月16日:4~5月発券の金額、6月以降の見通しに修正)

海外渡航者の敵、燃油サーチャージ。この燃油サーチャージが2017年2月発券分から復活しました。さらに、4月からはサーチャージが路線によっては3倍にまで増額される見込みとなりました。今回は、サーチャージのルールと算出方法について改めて確認しておきます。

燃油サーチャージの算出方法

燃油サーチャージは、燃油価格の高騰にともない取り入れられた制度です。運賃を払って乗る場合に追加徴収されるのはもちろん、特典航空券で飛行機に乗る際であっても支払う必要があるのが厄介ですね。

燃油サーチャージの料金は、シンガポールケロシン1バレルあたりの円建て価格(適用額)によって定められます。計算式は以下のとおりですね。

サーチャージ適用額:シンガポールケロシン1バレル価格(ドル)×ドル円為替(円)

サーチャージ適用額が6,000円以上の場合、下記の表のとおり徴収されることが定められています。なお記載価格は往復での価格です。

適用額 6,000円台 7,000円台 8,000円台 9,000円台 10,000円台
ゾーン ゾーンA ゾーンB ゾーンC ゾーンD ゾーンE
韓国・極東ロシア 400円 600円 1,000円 2,000円 3,000円
中国・台湾・香港 1,000円 3,000円 5,000円 7,000円 9,000円
グアム・フィリピン・パラオベトナム 2,000円 4,000円 6,000円 8,000円 10,000円
タイ・シンガポール・マレーシア 3,000円 6,000円 9,000円 13,000円 17,000円
インドネシア・インド・スリランカ・ハワイ 4,000円 8,000円 12,000円 17,000円 22,000円
北米(ハワイ除く)・欧州・中東・オセアニア 7,000円 14,000円 21,000円 28,000円 35,000円

ここにはゾーンEまで表しましたが、ゾーンはIくらいまで用意されています。このランクまでいくと欧米は往復で64,000円です。おそロシア

一方、表をみてもらえればわかるとおり、最も負担の少ないゾーンAの適用額が6000円台なので、これが6,000円未満の場合はサーチャージ不要です。つまり、2016年の冬までの1年間は、これが6000円未満だったということですね。

また、適用額が即座にサーチャージの金額にはすぐに連動するわけではなく、一定の期間がサーチャージの算出期間と発券日の関係は以下のとおりです。

発券日 適用額発表時期 平均値算出対象期間
4月~5月 2月中旬~下旬頃 12月~1月の2カ月平均値
6月~7月 4月中旬~下旬頃 2月~3月の2カ月平均値
8月~9月 6月中旬~下旬頃 4月~5月の2カ月平均値
10月~11月 8月中旬~下旬頃 6月~7月の2カ月平均値
12月~1月 10月中旬~下旬頃 8月~9月の2カ月平均値
2月~3月 12月中旬~下旬頃 10月~11月の2カ月平均値

なので、2017年2月になってからあちらこちらで「サーチャージが増額」と言われたのは、2016年12月から2017年1月の2か月平均の適用額が6千円台から7千円台になることが明らかになったためです。おそらく近日中ににANAJALから発表があり、4/1発券からサーチャージの増額徴収が始まることになります。

最近のジェット燃料相場推移

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ケロシンなどのジェット燃料の推移のグラフをIATAのサイトから拾ってきました。基本的に、いわゆる原油価格より15ドル程度高いのが特徴です。

2014年12月頃からジェットオイル価格は60ドルを下回りはじめました。この頃は1ドル120円くらいでしたので、すぐにサーチャージが廃止されることはありませんでした*1。その後さらに下がり、円高傾向も相まって2016年4月分から2017年1月分発券分までは、サーチャージがかからない状態が続いていました。ただ、最近になるとまた燃油価格が上がってきているのがわかります。

さらにアメリカの大統領選挙でトランプ候補が勝利し、大統領選後から10円も円安に振れてきました。円安になれば、適用額は上昇していきますのでこれもサーチャージ復活を後押し、2017年2月から

次回のサーチャージ改定、その額は?

さて、次の改定は、2月中旬~下旬ころに、4~5月に発券する分のサーチャージが決まるということですね。基準額は去年の12月~今年1月の2ヶ月間平均で決まるということになります。この期間の値段はどうだったのでしょうか。

この2か月のケロシン価格は、平均して約63ドルだったようです。また、ドル円為替はこの間の平均値は115円程度です。ということは、63×115=7,245円ですから、ゾーンBになると思います。2017年2~3月発券分はゾーンAですから、4月から値上げというのがここから読み取れます。

具体的には、ハワイ往復で8,000円、欧米往復で14,000円サーチャージがかかることになりますね。3月まではハワイ往復4,000円、欧米往復7,000円ですから、サーチャージが倍になります。これは痛い。

「発券日」基準であり、「搭乗日」基準ではない

ここで一つだけ注意しなくてはならいのが、期日はあくまで「発券日」であって、「搭乗日」ではないことです。なので、4月以降に出発するチケットを持っている人が、「追ってサーチャージを追加で取られてしまうのでは?」という心配は不要です。個人手配でチケットを持っている人であれば、これはもう発券済ですので。

ただ、4月以降のツアーを持っている人の場合、ツアー会社がいつチケットを発券するかはわからないのでどうなるのでしょうかね?追加徴収はないとは思いますが…。

今後の見通しについて

そんなん分からねえ

とはいえ、とりあえず現状の足元相場をチェックして、4月の次の改定である6月改定に向けて分析してみましょう。

燃料価格
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IATAのサイトから引っ張ってきました。厳密にシンガポールケロシンと連動しているのかはわかりませんが、2017年2月10日現在では1バレル67.4ドルとなっていますね。

IATA - Price Analysis

為替
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2017年2月16日現在、1ドルが113円60銭程度でしょうか。

米ドル/円 - FXレート・チャート - Yahoo!ファイナンス

ということで、現在のオイルの価格が67.4ドル/バレル、ドル円相場は113.6円/ドルですから、このままだと基準価格は7.656円となり、6月発券分もゾーンBを維持することが予想されます。原油価格部分の上昇が徐々に効いてきました。1バレル70ドルを超えると、ゾーンCへの突入も見えてきてしまいます。

とはいっても為替や原油価格の変動は世界情勢次第な面があるので、これ以上も以下もあり得ます。

まとめ

2017年4~5月発券分から、JALANAの日本発航空券でサーチャージはゾーンBに突入し上昇することがほぼ決まりました。特に特典航空券の方であれば、サーチャージはそのまま負担になりますので、予定が決まっている方は早めに特典航空券への交換をお勧めします。

また、足元の原油価格、為替相場を考えれば6~7月もゾーンBのままとなる可能性がそれなりに高く、相場次第ではさらに1つ上のゾーンに突入してしまう可能性すらあります。なので、3月までに可能な発券は済ませておきましょう

世界経済の行方も、陸マイラーは気になるところです。

*1:以前はドル建てだったため、サーチャージは60ドル切ればなくなるはずだったんですが、JALANAもこの直前に円建てに変更にし、サーチャージ継続となりました