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旅とマイルとコーヒーと

2016年はANAマイルを14万をノーコストで貯めました。JAL JGCを保有しており、2017年はANA SFC修行を行います。 マイルの効率的な貯め方や、国内・海外問わず旅行情報・航空会社上級会員に関する発信をしていきます。

【随時更新】燃油サーチャージ、6月以降発券分は4~5月と同額のZone B 8月以降発券分の見通しも

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(最終更新日:平成29年4月10日:6~7月発券の金額、8月以降の見通しに修正)

海外渡航者の敵、燃油サーチャージ。この燃油サーチャージが2017年2月発券分から復活し、4月からはサーチャージが路線によっては3倍になりました。6月からも4~5月と同額の見込みです。今回は、サーチャージのルールと算出方法について改めて確認しておきます。

燃油サーチャージの算出方法

燃油サーチャージは、燃油価格の高騰にともない取り入れられた制度です。運賃を払って乗る場合に追加徴収されるのはもちろん、特典航空券で飛行機に乗る際であっても支払う必要があるのが厄介ですね。

燃油サーチャージの料金は、シンガポールケロシン1バレルあたりの円建て価格(適用額)によって定められます。計算式は以下のとおりですね。

サーチャージ適用額:シンガポールケロシン1バレル価格(ドル)×ドル円為替(円)

サーチャージ適用額が6,000円以上の場合、下記の表のとおり徴収されることが定められています。なお記載価格は往復での価格です。

適用額 6,000円台 7,000円台 8,000円台 9,000円台 10,000円台
ゾーン ゾーンA *ゾーンB ゾーンC ゾーンD ゾーンE
韓国・極東ロシア 400円 600円 1,000円 2,000円 3,000円
中国・台湾・香港 1,000円 3,000円 5,000円 7,000円 9,000円
グアム・フィリピン・パラオベトナム 2,000円 4,000円 6,000円 8,000円 10,000円
タイ・シンガポール・マレーシア 3,000円 6,000円 9,000円 13,000円 17,000円
インドネシア・インド・スリランカ・ハワイ 4,000円 8,000円 12,000円 17,000円 22,000円
北米(ハワイ除く)・欧州・中東・オセアニア 7,000円 14,000円 21,000円 28,000円 35,000円

ここにはゾーンEまで表しましたが、ゾーンはIくらいまで用意されています。このランクまでいくと欧米は往復で64,000円です。おそロシア

一方、表をみてもらえればわかるとおり、最も負担の少ないゾーンAの適用額が6000円台なので、これが6,000円未満の場合はサーチャージ不要です。つまり、2016年の冬までの1年間は、これが6000円未満だったということですね。

また、適用額が即座にサーチャージの金額にはすぐに連動するわけではなく、一定の期間がサーチャージの算出期間と発券日の関係は以下のとおりです。

発券日 適用額発表時期 平均値算出対象期間
4月~5月 2月中旬~下旬頃 12月~1月の2カ月平均値
6月~7月 4月中旬~下旬頃 2月~3月の2カ月平均値
8月~9月 6月中旬~下旬頃 4月~5月の2カ月平均値
10月~11月 8月中旬~下旬頃 6月~7月の2カ月平均値
12月~1月 10月中旬~下旬頃 8月~9月の2カ月平均値
2月~3月 12月中旬~下旬頃 10月~11月の2カ月平均値

なので、2017年2月になってからあちらこちらで「サーチャージが増額」と言われたのは、2016年12月から2017年1月の2か月平均の適用額が6千円台から7千円台になることが明らかになったためです。そして原油価格、為替相場もこの2か月はあまり変動しませんでしたから、おそらく近日中ににANAJALから発表があり、6/1発券も引き続きゾーンBのサーチャージが続きます。

最近のジェット燃料相場推移

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ケロシンなどのジェット燃料の推移のグラフをIATAのサイトから拾ってきました。基本的に、いわゆる原油価格より15ドル程度高いのが特徴です。

2014年12月頃からジェットオイル価格は60ドルを下回りはじめました。この頃は1ドル120円くらいでしたので、すぐにサーチャージが廃止されることはありませんでした*1。その後さらに下がり、円高傾向も相まって2016年4月分から2017年1月分発券分までは、サーチャージがかからない状態が続いていました。ただ、最近になるとまた燃油価格が上がってきているのがわかります。

さらにアメリカの大統領選挙でトランプ候補が勝利し、大統領選後から10円も円安に振れてきました。円安になれば、適用額は上昇していきますのでこれもサーチャージ復活を後押し、2017年2月からの増額することになりました。円安は少し落ち着いてきてはいますが、まだまだ予断を許さないところです。

次回のサーチャージ改定は同額推移か

さて、次の改定は、4月中旬~下旬ころに、6~7月に発券する分のサーチャージが決まるということですね。基準額は今年の2月~3月の2ヶ月間平均で決まるということになります。この期間の値段はどうだったのでしょうか。

2月のケロシン価格平均は66.25ドル、3月は原油相場からしてやや(3ドル程度)下がっていたと思われます。平均では63ドルくらいでしょうか。また、ドル円為替はこの間の平均値は113円程度でしょうか。ということは、63×113=7,120円ですから、引き続きゾーンBになると思います。

具体的には、ハワイ往復で8,000円、欧米往復で14,000円サーチャージがかかることになりますね。

今後の見通しについて

そんなん分からねえ

とはいえ、とりあえず現状の足元6相場をチェックして、6月の次の改定である8月改定に向けて分析してみましょう。8月改定は、4~5月のシンガポールケロシン円建て価格で決まりますから。

燃料価格
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IATAのサイトから引っ張ってきました。厳密にシンガポールケロシンと連動しているのかはわかりませんが、2017年3月31日現在では1バレル63.5ドルとなっていますね。その後4月上旬は原油価格があがっていますので、連動してケロシンも少し上がっていると思います。

IATA - Price Analysis

為替
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2017年4月10日現在、1ドルが111円台となっています。

米ドル/円 - FXレート・チャート - Yahoo!ファイナンス

ということで、オイルの価格が63.5ドル/バレル、ドル円相場は111.2円/ドルとすると、このままだと基準価格は7,061円となり、8月発券分もゾーンBを維持することが予想されます。一方、原油価格がこれより下がったり、円高が進行した場合、ゾーンAに下がる可能性もあると思います。

とはいっても為替や原油価格の変動は世界情勢次第な面があるので、これ以上も以下もあり得ます。

まとめ

2017年6月発券分も、JALANAの日本発航空券でサーチャージはゾーンBを維持することになりそうです。特に特典航空券の方であれば、サーチャージはそのまま負担になりますので、予定が決まっている方は早めに特典航空券への交換をお勧めします。

また、足元の原油価格、為替相場を考えれば8~9月もゾーンBのままとなる可能性がそれなりに高いです。原油がこれ以上上昇せずに、円高に振れるか、そもそも原油価格がもう一度下落すればゾーンAに戻る可能性はありますが、経済はどうなるかわかりませんね…。

世界経済の行方も、陸マイラーは気になるところです。

*1:以前はドル建てだったため、サーチャージは60ドル切ればなくなるはずだったんですが、JALANAもこの直前に円建てに変更にし、サーチャージ継続となりました